低悪性度B細胞リンパ腫に対するR-CHOP療法の有効性を如何に改善するか？

摘要

キメラ型抗CD20抗体rituximabが米国食品医薬品 庁（Food and Drug Administration; FDA)によりCD20 陽性B細胞非ホジキンリンパ腫（B-cell non-Hodgkin lymphoma; B-NHL)治療薬として承認されたのは1997 年，国内承認されたのは2001年であり10年以上 が経過した。Rituximabの導入によって，びまん性大細 胞型B細胞リンパ腫（diffuse large B-cell lymphoma; DLBCL),濾胞性リンパ腫（follicularlymphoma;FL)を はじめとするB-NHLの主要な疾患単位の治療成績が改 善したことは疑いのないところである。