KimmeIstieI－Wilson病変に形態学的に類似する糸球体変化

摘要

糸球体のKimmelstiel Wilson病変（KWL）は1936年に2人の連名で報告された"Intercapillary lesions in the glomeruli of thekidney"の論文の主旨に由来するすなわち，当時，intracapillary glomerulone-phritis（Fahr），eXtracapillary glomerulone-phritisという糸球体病変が認識され，またアミロイド沈着，良性腎硬化症や悪性腎硬化症の組織学的特徴が認識されていた これらとは別の糸球体病変として，糖尿病と動脈硬化性変化にかかわる結節性硬化病変の存在が指摘され，現在KWLとして国際的に受け入れられている