光によるSkin rejuvenation

摘要

皮膚の若返り(skin rejuvenation)に対する社会的ニーズが高まってきている.それは以前に比較すると安全性が向上したレーザー治療が出現し,その情報がマスコミを通して伝わり一種の美容ブームが巻き起こっているからである.しかし,レーザー治療の多くはいわゆるdown timeを必要とし,回復までの期間は日常生活に支障をきたす治療となることが多い.そこに登場したのが,治療直後から化粧をすることも可能であり,回復までの生活上の制限の少ない,IPL(intense pulsed light)という光を用いた皮膚の若返り法である.他人から気づかれないようにきれいになりたいという,日本人の願望にあう治療法,俗にいう,プチ整形のひとつともいえよう.