在宅医療の引き出しを増やす②—プロデューサー，地域づくり，街の保健室， 臨床宗教師，キッズケアラボー

摘要

地域包括ケアシステムの構築とは，「医療モデルから生活モデルへ」の転換といわれている力？ それはすなわち地域全体で「支え丄「支えられる」仕組みをつくることだと考えている.病気になったら病院で診てもらう.現在，それは当たり前のことになつていて，入院すること にでもなれば，今までの「生活」はすべていつたん停止する.回復が見込める症状であれば入院し ての集中治療は重要であるが，大きな回復が見込めない場合，すなわち病気や障害をもって生き ていく場合には，入院ではなく， 「生活」のなかで医療を利用できる環境として，在宅医療が注目 されている.