立位作業時における作業面高-の最適値と調節範囲に関する実験的研究

摘要

立位作業時における作業面高の適切な高さを確 保する条件としては，肘頭高（肘高）を基準とす ること，作業で必要となる力に応じて作業面高を 低くすることなどが推奨されている。実際の作 業現場では，作業台の高さが固定されたものがほとんどである力人高さを適正に調節できる作業台 の導入も見られる。しかし，作業面高の調節 が出来る場合でも，高さの設定に関しては，その ほとんどが，作業者の感覚によってなされているのが現状である。作業面高の設定を個人が自由に 行うことは，本来の適正値より低くまたは高くす る可能性が考えられる。