医療従事者を対象とした血糖測定用POCT機器アントセンスロゼに関するアンケ一ト調查 交差感染防止対策を中心とした評価

摘要

血糖検査装置は，検査室の大型自動分析装置，外来.病棟でのべッドサイドで行うPOCT(point of care testing)機器，患者自身が血糖値をモニタリングする血糖自己測(self-monitoring of blood glucose: SMBG)機器など大きく 3つに分類され，その目的や用途において適切に選択される必要がある。しかし，医療現場における現状は，診断目的で血糖測定が施行される場合においても，SMBG機器がその簡便さから医療従事者によつて使用されることが少なくない。本来，医療行為として使用される場合，検查値がいつも正しくなるように校正できるPOCTのような高精度な測定システムを用いる必要があることを指摘15され，多数の注意喚起2)や報告等がなされてきた。近年では，SMBG装置とPOCT対応血糖測定装置のすみ分けなどということが謳われ，POCT ガイドライン3)もまとめられている。