メッシュを用いた腹壁瘢痕ヘルニア術後 創感染に対する治療方針についての検討

摘要

腹壁瘢痕ヘルニアの手術術式として単純閉鎖法 やメッシュを用いた腹壁修復術がある。術後合併 症として創感染を生じた際，メッシュを用いた場 合は感染のコントロールに難渋し，抗生剤投与や 洗浄'ドレナージを試み，それでも創感染が持続 する場合はメッシュ除去を選択することになる。今回，当院で行った腹壁瘢痕ヘルニア84症例の検 討を行うとともに術後創感染についての治療方針 について検討した。