肘部管症候群患者における肘屈曲テス卜と肘部管内圧の関連

摘要

肘部管症候群は上肢における絞躯性神経障害の中で2番目に多く，その発症には时関節の屈伸運動が関与し ていると考えられている.このことから，肘部管症候 群の病態としては肘関節屈曲に伴う諸要素（时部管容積の減少や肘部管内圧の上昇,尺骨神経の牽引や伸長"ュ，尺骨神経の滑走や周囲組織との摩 擦2),これらによって二次的に生じる虚血,それ らによつて惹起される神経内外瘢痕による固定作用など）力想定されている.