高仰角無線アクセスシステムにおけるアレーアンテナを利用した到来方向推定実験装置の機器開発

摘要

上空から無線通信を行なう高仰角無線アクセスシステムは見通し通信が可能であり伝搬条件が想定しゃすく、アダプティブアレーアンテナによる高精度な到来方向推定が可能となる。 この特性を生かした無線端末位置推定システムの有効性を実証するため、ヘリコブタに二次元構成のアレアンテナを積載して上空約3,000m (＝10,000ft)から地上の移動体端末の方向推定する実験を2002年3月にYRP（横須賀リサーチパーク）上空で行った。 本報告では、高高度からの地上無線端末位置推定システムとして特にヘリコブタ積載を考慮した実験装置開発について述べる。