APSKを用いたLDPC符号化変調方式の特性比較

摘要

LDPC符号は，符号長が長いほどシャノン限界に近接する特性を有するが，その反面計算量が膨大となる．一方，周波数利用効率を高めるためには，符号化と多値変調を組み合わせた符号化変調技術の適用が必須である．APSK変調方式は，QAMと比べてピーク対平均電力比が低いという利点を有する．そこで本稿では，APSK変調に対して多元LDPC符号を直接適用する方式と，2元LDPC符号とマルチレベル符号化変調を組み合わせる方式について，復号に要する計算量および特性の点から両者を比較し，それぞれの有用性を検証する．