MEH-PPVナノファイバー形成とその発光特性評価

摘要

我々は導電性高分子が溶液プロセスにより低コストでデバイス作製が可能であることから．導電性高分子を発光層に用いた有機エレクトロルミネッセンス素子（OLED）に注目し研究を行っている．本研究では発光効率の向上の為にマイクロキャビティの導入を検討している．本研究ではポリ（2-メトキシ，5-（2'-エチルーへキソキシ）-1，4-フェニレン-ビニレン）（MEH-PPV）を用い，エレクトロスピニング法によって直径が数100mmサイズの繊維形状を作製した．また光励起によりその発光特性の評価を行った．ナノファイバー化することで，その構造を反映した光学特性が確認され，ナノファイバーからの誘導放射の可能性も示唆される結果となった．