屈折率分布形状改善による液晶レンズ方式3Dディスプレイのクロストーク低減－液晶レンズ方式3Dディスプレイの開発

摘要

2D/3D切り替え可能な裸眼式3Dディスプレイの代表的な方式として液晶バリア方式と液晶レンズ方式が挙げられる。両者の違いとして、液晶バリア方式では2D表示の時に対して3D表示の時の輝度が低下する一方、液晶レンズ方式では3D表示時の輝度の低下が無いことが挙げられる。このため液晶レンズ方式では低消費電力で3D表示が可能である。しかしながら液晶レンズ方式は液晶バリア方式よりもクロストークが高いことが欠点でありクロストークの低減が開発課題である。液晶レンズ方式のクロストークは液晶レンズの屈折率分布の形状に影響される。本発表では、屈折率分布の形状を最適化しクロストーク2.5％を得られたことについて報告する。