自然光を活かした照明計画

摘要

照明のための自然光利用は，ライトシェルフや自動角度制御ブラインドの利用の他，プリズムなどを用いて窓面から入射する自然光を室奥へできるだけ導光させるなど，多種多様な装置の開発，導入検討がされている。これらと明るさセンサとの組合せにより，自然光を利用可能な窓際の照明を，調光や消灯することにより省エネルギーを測るのが一般的であり，いずれもエネルギー消費量の削減率の大きさが評価につながっていると考えられる。しかし，自然光は人間の睡眠·覚醒リズムを形成していることで知られているように，光と人間は強い関係がある。太陽光の量である照度と質である色温度（分光分布）の変化により，人間の生体リズムは形成されている。