SAE 2007 World Congressの報告

摘要

例年通り，米国自動車技術会(SAE)の最大の研究集会であるSAE 2007 World Congressが米国のデトロイト，Cobo Centerにおいて4月16～19日の日程で開催されたので，その様子について報告させて頂く。 現時点では正式発表はなされていないが，おそらく例年通り1000件を超える講演と35000人ほどの参加者があったものと思われる。 また，ここ数年少し縮小気味となってはいるものの，展示も充実しており，世界各国から，自動車メーカー，部品メーカー等が出展し，とくに，部品関連では韓国のブースが以前よりも広くなったように感じられた。本稿はこの膨大な講演のなかから，特にエンジン燃焼に絞って，その幾つかについて要約してご報告させて頂くことを主体とし，本学会全般について述べるものではないことをはじめにお断りさせて頂きたい。