CIMAC Congress 2007 Vienna/Austria報告

摘要

24カ国から180の論文が集まり，参加者は35カ国から約950人と発表された。 日本からは約80名強が参加した。 ドイツからの参加者が一番多かったが，日本は2番目であった。 オープニングセレモニーでは，一人ひとりの挨拶が終わるたびに壇上のオーケストラによる生演奏があり，さすがに音楽の都ウイーンであることを実感した。 また，全体としての印象であるが，燃焼過程を詳細に議論するような論文よりも，むしろ，新しいエンジンや部品を開発したというような技術論文が多いような気がする。パネルセッションは次の3件が行われた。 (1) Extended time between overhaul of Diesel Engines，(2) Alternative fuels & gas quality - the main parameters on emissions & reliability，(3) 25 CIMAC Congresses - driving source for future engine developments. また，燃料に関しては，将来の燃料という題目で特別講演もあり，代替燃料や粗悪化する舶用燃料に対する対策も含めて注目度は高い。 なお，詳細な報告書は，日本内燃機関連合会から特別号として出版される予定であるので，ここでは，CIMACに参加した4名のご協力を得て，簡単な報告をすることにする。