光ファイバAE法によるCUI／腐食深さ推定に関する予備検討

摘要

多くの産業プラントで、配管、塔槽、タンク等の保温材下腐食（CUI）が課題とされている。これまで筆者らは光ファイバAE法を用いたCUIスクリーニングに関する研究を継続しているが、AE 波の到達時間差法による腐食位置の割り出しや、AEの発生頻度によるグローバルな腐食度診断ばかりではなく、現場からは、最も深刻な問題としての「腐食深さ」に関する情報提供への要請が強い。そこで、現場で得られたAE信号を元に、腐食深さ推定に関する予備検討を行ったので報告する。