融合ゴール指向要求分析法によるメトリクスを用いたAs-Isモデルの問題点発見手法

摘要

ゴール指向要求分析法は要求の構造理解や分解に有用であるが，システム実行時の振る舞いに関する要求を把握しづらい．プロブレムフレームはシステム動作や実行時の問題理解に焦点を当てるが，具体的な解決策を構築していくことは難しい．本論文では，これらの要求分析手法を組み合わせ，As-IsからTo-Beへのモデル化手法を提案する．また，このAs-Isモデルを評価するメトリクスを提案し，メトリクスを用いることによってAs-Isモデルの問題点の発見を試みる．