支部活動雑感

摘要

30年前の学生時代の通信手段は固定電話と郵便であった．少し先進的な人はポケットベルを使い，電話での呼出を検知して公衆電話に走って行った．大学に採用された時に，当時の学術情報センター（MCSIS，現国立情報学研究所）のNACSISネットワークで文献検索をしたり，大学間利用用大型コンピューターシステムのSINETネットワークで電子メールなるものを利用し始めた．通信相手がほとんどいなかったのでのんびりしていた．米国ペンシルバニア州立大学に留学をしていた時にもインターネットを利用させていただき，NetscapeというブラウザーでWEB検索などもした．帰国するとポケットベルから携帯電話への推移が始まり，当方もPHSを長らく利用した．今では携帯電話からインターネット接続ができ，街には無線LAN接続用Wi-Fiが飛び交い，スマートフォンなどの携帯通信端末が広く普及して，いつでもどこでも通信窄できる環境になった．この環境で私たちは，文献をはじめ，交通，食事，アトラクション，ニュースなど，さまざまな情報をその場で検索·入手して，即座にその次の行動を起こすことができる．その代わり．とても慌ただしい時代になった．