19世紀のイギリスでは科学の制度化が進められたと 同時に,科学の学校教育が普及した.世紀半ばに科学· 工芸居(the Department of Science and Art)が商務省(the Board of Trade)の下に設立された(1856年にthe Education Departmentに移管).同局は実用美術と実用 科学の教育を,ロンドンを中心に地方へ拡大することを 目的として設立された政府の教育機関である.本報告の 目的は科学·工芸局の設立経緯と初期の活動を科学の 制度化という視点から明らかにすることである.
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