中国市場に挑む：「対中食品輸出促進セミナー」in神戸

摘要

関西国際空港を飛び立って約2時間，眼下に揚子江河口が広がる。間もなく摩天楼が立ち並ぶ上海の街だ。降り立った乗客の中には日本食品を売り込む足掛かりを求めてやって来た人も大勢いる。13億人を擁する中国市場は，競争の激しさ·難しさでも世界一と言われる。中国5000年の歴史とその体質が，万里の長城のように日本企業の前に立ちはだかる。その壁に風穴を開けようと3月19日，ジェトロ神戸と神戸市などが中小企業向けに「対中食品輸出促進セミナー」を開催。関心を持つ企業関係者135人が出席，“長城”攻略のビジネスヒントや新輸出システム（「神戸モデル」）の説明に耳を傾けた。