植物性油脂

摘要

今，求められているのは，環境保全と鉱物性油脂からの脱却である。 現在，植物性油脂の利用は出発の域を出ていないのが現状であるが弊社が開発した油脂（切削油，潤滑油，浸透油など）が植物性由来であり，使用後の処理も容易である。 切削後の廃切削油の液は酵素による分解消滅，潤滑油は生分解油脂（生分解42日）であり，環境保全には貢献が大であるが，鉱物性油脂からの脱却には，まだまだ時間を要する。 昔から菜種油は機械加工工場の片隅に置いてあり，重切削には使用していた。切削性能は良いが，酸化による劣化，べた付き，腐敗などの不具合はあったが，鉱物性の切削油が出るまでは広く使われてきた。