サービス業で規制緩和が進展

摘要

マレーシアにとってASEAN経済共同体（AEC）を実現する上で鍵となるのは，センシティブ分野である物品貿易の非関税障壁（NTB）とサービス業での外資出資比率規制である。マレーシア政府は，保護政策を採ってきた自動車産業では依然としてNTBを残存させているが，サービス業については2009年に入り外資出資比率制限を緩和しつつある。AECを新たな成長に向けた起爆剤として活用することが望まれる。