化合物半導体材料の昨年度出荷は518億円－オプト向けのGaAs系出荷増の支えでようやく4％増に

摘要

新機能化合物半導体懇談会がまとめた，平成15年度（2003年4月～04年3月）の化合物半導体材料の出荷実績は，全体では518億円（前年度比4％増）となった0結晶種類別の内訳は，GaAs系367億円（同14％増），GaP系119億円（同12％減），InP系23億円（同3％減），その他は9億円弱（同51％減）となり，GaAs系以外はすべて落ち込んでいる。 これを過去のピークと比較するとGaAs系91％，GaP系63％，InP系30％，その他46％，全体では78％といったレベルである。 用途別の内訳では，可視LED216億円（同7％減），赤外LED57億円（同26％増），LDIZl億円（同22％増），電子デバイス89億円（同1％増），その他33億円（同4％済慧崇設ご芝L器芝莞こ?諾慧78％，赤外LED97％，LDl14％，電子デバイス50％，その他72％といったレベルである。 なお出荷実績は金額のみ集計であり，数量面での動きは皆目分からない。バブル崩壊後に製品単価の下落が続いたので，数量面ではもっと回復が進んでいることも考ぇられる。 ただ製品の値下がり傾向はどうやら止まったとされる。 恐らく限界に達したことが考えられる。