沖電気, シリヨンレンズを使った低価格FTTH用μBOSAチップを開発-部品点数の削減と自動組み立てで低コストを実現-

摘要

沖電気工業は，FTTH用途の小型·低価格な光集積チップである，μBOSAチップの開発に成功したと発表した。 μBOSAチップは，FTTHで求められる双方向光通信機能を，沖電気の世界最小シリコンレンズを用いることで，わずか2mm角サイズとした。 この開発は同社とシグマリン社が共同開発したものである。 従来のFTTH用光部品は，それぞれ別にパッケージされたレーザ部品，受光部品を光学フィルタ，石英非球面レンズ類とともに金属製ハウジングを斯いて組み合わせ，送信側·受信側の光路に実際に光信号を通して光軸合わせを行い，レーザ溶接するという組み立て法により製造されていたが，この方法では部材点数が40点ほどと多いうえ，組み立ての手間がかかるため，低価格化に限界があった。