八戸石灰鉱山における砕石船積み出荷自動制御システムの開発

摘要

八戸石灰鉱山は，青森県南東部に位置しており，昭和48年から製鉄用，及びセメント用石灰石の販売を主目的に操業を開始した。 その後，生コンクリート向けに砕石と砕砂の生産を加え，現在年間約500万tの生産を行っている。 石灰石製品の品質に対するユーザーの要求は，年々厳しくなり，当鉱山でも化学成分，粒度，水分等の品質向上に取り組んできた。 砕石船積み出荷においても品質管理に対応すべく開鉱当初から使用してきたリレー制御を改造し機能の増設を行ってきた。 しかし，リレー及びタイマー等の老朽化によるトラブルが増加し，制御装置などの維持が困難になると予想された為，開発を計画した。