静岡茶の緩やかな減り方、逆に鹿児島など南九州では伸び、近畿でも減っている

摘要

主産県の'85～'87年と'95～'97年の3カ年平均荒茶生産量をみると、静岡県の減少率は14％、これに対し鹿児島県は32％の増加。 この期間に生産を伸ばしたのは三重、宮崎、福岡県で、それ以外は減少。 特に、熊本、岐阜、滋賀、愛知県は20％以上の減り方だ。 今回は、茶の需給との関係で、産地の動向についてふれてみたいと思います。周知のように、静岡県は日本一の茶生産県として、茶生産に圧倒的な地位を占めています。 しかし、その絶対的な地位は、次第に低下してきています。 逆に、鹿児島県はそのシェアを着実に伸ばしています。