2016年モデル車載用ヘッドアップディスプレイ

摘要

HUD（Head Up Display）はフロントガラスの前方に虚像を投影する表示器である。ユーザーの視線移動を低減できることから安全·安心に関わる表示器として注目され，2013年にはEuro NCAP（New Car Assessment Program）のポイント加算対象となった。こうした流れを受けてEU圏を筆頭に普及が加速し，2013年から2020年までの間に市場規模は約10倍に膨らむと予測されている。そこで，プロジェクタに代表される投射系光学設計技術を基に専用のハーフミラーにTFT（Thin Film Transistor）液晶の映像を投影するタイプ（コンパイナ型）で車載用HUDの2016年モデルの開発を行った。