可燃性蒸気が存在する雰囲気下で使用可能な高速切断器具の開発

摘要

そこで、日本ウォータージェット学会では、平成18年度より3年計画で消防防災科学技術研究推進制度に基づく総務省消防庁からの委託を受け、研究委員会「消防防災科学技術研究特別プロジェクトチーム」（略称「消防PT」）を組織して、委託研究課題「可燃性蒸気が存在する雰囲気下で使用可能な高速切断器具（大きさ、性能は従来程度）の開発」（以下「本研究」と略記）に取り組んで来た［1］。本研究の目的としては、防爆性能に秀でかつ事実上無振動という極めて重要な特長を有するウォータージェットを利用し、手持ちのカッター部分の大きさが従来以下で、性能が従来程度以上である高速切断機具を新たに開発するものである。