マンゴーにおける変温および変夜温管理による重油節減

摘要

マンゴーの施設加温栽培では、近年、重油 価格上昇による所得低下が課題となっている が、単に管理温度を下げるだけでは、ャニ果 (果面の結露等が要因となり果実肥大期に果 皮表面から内分泌液が出てくる症状）の多発 による果実品質の低下につながるため、重油 使用量を節減しながら、ャニ果の発生を抑制 する温度管理法の確立が求められている。そこで、満開40-90日後の最低温度を慣 行より終日低くする変温管理と、満開40日後 から収穫期までの夜間の最低温度を時間に よって変更する変夜温管理を行い、果実品質 および重油使用量に及ぼす影響について検討 した。