カネコ種苗「カネコスプレイボニック」=無培地循環噴霧方式、窒素少量分施法=

摘要

施設園芸の進んだオランダで は、軒高、大型のハゥスで、 ロックウールを培地とした養液栽 培が広く普及しており、高い生産 性を実現している。我が国におい ても、養液栽培については、連作 障害の回避だけでなく栽培が安定 し高生産性が見込めることから活発な研究開発が行われ、1990 年代には口ックゥールを培地とし たシステムが開発された。その後、トマトを中心に普及し てきたが、環境問題の高まりの中、ロックウールシステムでは、使用済み ロックゥールの廃棄や養液の排液処理が問題 とされてきた。「カネコスプレィポニック」 は、それらの問題をクリァしつつ、養液管理 には窒素少量分施法を用いて、トマトの高収 量、高品質栽培を実現したシステムである。