co_2施用による光合成量の增加、収量の增加

摘要

収量の増加を考える上で、合成量の増加 は最も重要である。図-1は光合成量と光の 量の関係を模式的に示したものである。積算 受光量と総乾物重は強い相関関係があり、原 点を通る一次式で回帰される（式（1))。積算 受光量とは作物の葉が受けた光の量で、葉面積と日射量から計算される（式(2)、 Monsiら， 1953)o総乾物重とは葉、茎、果実、根を乾 燥させた重量の合計値のことで、光合成量を 表す値として使われる。この回帰式の傾き (ここではa)は、葉が受けた光が乾物に変 換される効率を意味しており、光利用効率と 呼ばれる。