日本のビ一ルこの10年

摘要

酒が，いつ，誰によって，どのようにしてつくられ始 めたか，またいつから“業”として生産され始めたかは 定かでないが，人類の歴史とともに古く，世界中の多く の人々によって愛飲され続けてきたのほ間違いない.世界をみわたすと酒類の中で，もっとも愛飲されてい るのはビールであり，その世界における年間消費量は 2011年，実に1億8千万K1を超えており，26年連続で 増加している.表1は2011年度における国別のビール 消費量を示したものであるが，中国が第一位，第二位は アメリカ，日本は560万K1で第7位である.ただし，日 本の消費量はビール，発泡酒，新ジャンルの合計である. また，2011年度の一人当たりのビール消費量第一位は チェコで123/,第二位はオーストリアで108/,日本は 第41位で44/である1いずれにしても膨大な量のビー ルが消費され続けており，今後もその傾向は続くと思わ れる.