林業事業体の設備投資の諸要素を統合的に 理解するための研修用教具の作成

摘要

長野県では，森林所有者の皆様が大切にしている森 林の管理や整備を共同して森林組合や林業事業体等と 十分打合せしていただくことを提案し，I兑明会（現地 調査，山見）を開催しています。しかし，現地調査や山見を行うことによって，森林 整備の必要性を理解することはできても，「路網」や「森 林の集約化」の必要性については，なかなか難しいよ ラです。林業の機械化や国の造林補助金の制度（森林 管理、環境保全直接支払制度）の背景も考慮すると内 容が複合的，重層的であり，説明側もポイントを絞つ て説明することが困難で，わかりやすく簡潔に説明し た例はあまり見当たりません。