暖地型牧草および寒地型牧草を利糊した夏期および冬期親子放牧が肉用繁殖牛の子牛生産性に及ぼす影響

摘要

九州地域では全国の肉捕繁殖牛の約 50%が飼養されており，牛肉の輸人自由化ヤ BSE 問題等，肉用牛を柿り巻く厳しい環境条件の中で，肉牛生産貿を大幅に低減させる技術およひ農業従事者の齢化に対応した省力的肉用子牛生柾技術の開発が急がれている。 一方 ，九州地域には多くの耕作放棄地があり，特に，近年増加傾向を示しており，その有効利用が重要な課題となっている。 このような現状をふまえ，本研究では，耕作放棄地等の未利用地において，暖地の気象条件に適合した牧草，飼料作物を有効に利用することにより，従来の夏山冬里放牧に比ベて，より低コスト，省力化の可能性を有する無畜舎，同 叫柁牧による肉用子牛生産技術を確立するため，暖地型牧草および寒地型牧草を利用した夏期および冬期における親子放牧が肉用繁殖牛の子牛生産性に伎ほす影響について検討した。