畜産女性による新たな家畜衛生対策クッレーフ今舌動の試み

摘要

長い間、畜産農家では家畜管理において男性が主労働を担い、女性の労働力は副と見られてきた。 しかし近年の畜産経営.では、飼養管理、経眉管理、その他いずれの部門でも女性の役割が非常に大きく、また、これらの労働以外に式女性には子育.て　 家事労働もその双肩に大きくのしかかっている現状がある。 」このような畜産女性を取り巻ぐ情勢の中で「家畜衛生対策」に対し、女性の持つ優しさ、気配りはなお-層大きな戦力となり、その技術の中心を担うものとして期待されている。 しかし、技術講習会、講演会などへの出席者は圧倒的に男性であり、そこには、女性の遠慮、家庭内のしきたり、家事労働などへの制約が問題となり、よその経営技術に接する事がなか，つた。 一方静岡県.では平成13年から全国に先駆け男女共同参画を推進し、職場、家庭など社会のあらゆる分野において　根強く残る性別による固定的な役割分担意識とそれに基づく社会慣行の是正や政策及び方針の決定過程への女性の参画促進などの取範みをより一層進めている。 以上の背景をふまえ、当管内では、平成14年7月に、畜産における女性の「力」を発揮できる環境創りのため、集団づくりを行ない活動を開始した。