一東日本大震災における動物救護活動の取り組み（め:福島県獣医師会の東日本大震災並びに福島第一原発事故 における動物救護活動の取り組み

摘要

2011年3月11日の巨大震災発 生から間もなく 3年が経過しょう としている.長かったようにも思 える力5，あっという間の3年間で もあった.当時を振り返ってみると，恐怖 を感じる長く激しい揺れのあとは，まず停電となり電化に頼る生活様式の脆さを真っ先 に経験することとなった.通信網は途絶え，外部からの情報も得られぬまま2夜 を過ごした.3月13日夜明け前，けたたましいサイレンの音に起こ され窓の外を窺った.眼下には警察の青い大型バスの列 に自衛隊の装甲車などが延々と連なっており，上空には 自衛隊の大型ヘリコプターが飛び交つていた.