「NPO法人高齢者のぺッ卜飼育支援獣医師ネッ卜ワーク」の設立

摘要

日本国内のぺット飼育数はこの10年間をみても著しく増加し， 現在，犬と猫をあわせて2，600万 頭が飼われていると推測されてい る.「ペットを飼う」ということ は，毎日の食事の世話，排泄物の世話，身の回りのケアや健康チェック，病気への対処や 予防，散歩，など様々な義務を負担しなければならな い.しかし，ペットとの生活は，楽しい，心地よレ、，気 持ちが安らぐ，あるいは，散歩をすることで，社会的接 触が増え，多くの飼い主と交流できる，など多くの素晴 らしい利点があるからこそ，これだけ多くの人がぺット を飼っているものと思われる.ぺットを飼っている多く の家庭では，夫婦，親子間での話題の第一はペットに関 することである，とよく耳にする.現代社会では，いわ ばぺットが「家族のかすがい」の役割を果たしているも のと思われる.