国産赤ワインにおける フエノール系オフフレーバーの発生頻度

摘要

国産赤ワインにおけるフエノール系オフフレーバー (フユノレ）汚染の現状把握を目的とした。現状の市販国産赤ワインには，その約80%がほとんどフエノレを含 まないことが分かった。また，高い濃度でフエノレが検 出されたワイン試料からは，高い濃度でBrettanomyces属 酵母の細胞が検出された。フユノレ含量が高い試料のpH は高い値を示した。本研究は，独立行政法人科学技術振興機構研究成果展 開事業研究成果最適展開支援プログラム（A-STEP: Adaptable and Seamless Technology Transfer Program through target-driven R&D)フィ一ジビリ ティスタディ【FS】探索タイプ（Exploratory Research) における成果を含みます。