山梨県における高オゾン漉度時の特徴

摘要

2014年における光化学スモッグ注意報の発令状況は、発令都道府県数が15都府県、発令延日数が83日で依然と して多く、近年では大陸からPM2.5やオゾン等の飛来による越境汚染問題が報告され、高オゾン濃度の原因は複雑化 してレヽる。渡邊'渡邊(20に)によると、福島県内で高濃度オゾンが出現する原因として総観規模の気圧傾度に伴う一般 風の風速が弱い状況で、中部山岳地帯等に熱的低気圧が発生し、首都圏から福島県へオゾン等の大気汚染物質が 輸送されるとしてレ、る。本研究では、山梨県内で光化学スモッグ注意報が発令された日の熱的低気圧の形成位置を解 折し、総観規模による気圧傾度と合わせ検討した。