コウライシヤラノキ天然集団の葉形質変異

摘要

韓国のコウライシヤラノキ（Stewartia koreana）天然分布地から優秀な集団を選抜し、この集団に対する葉の特性を調査して変異を究明することにより、今後育種の基礎資料を提供することにその目的がある。 コウライシヤラノキ葉特性に対する変異調査の材料は、韓国内陸のカヤ山（Mt．Kaya）等に分布するコウライシヤラノキの天然集団を対象に選定した標本木の中から、正常に生長した個体の樹冠上部から各方向別に5葉づつ総20葉を採取して、集長等の8項目の形質を測定した。 また、葉の相互間の大きさの比によって葉長／葉幅等4つの葉形指数を算出した。