水稲有機栽培における移植時の米ぬか散布と機械除草が雑草発生と 収量に及ぼす影響

摘要

本研究は，田畑輪換の機能を活用した水田（水稲一大豆）の有機栽培モデル体系を構築， 実践してその有効性と問題点を明らかにすることを目的としている。これまで，水稲有機 栽培では高精度水田用除草機による除草作業と同時に米ぬかを散布することで比較的高い 除草効果と収量が得られることを報告した。本試験では，除草効果のさらなる向上と収量 増を目指して，移植時に米ぬかを同時散布する方法等について検討した。