「水田土壌の牛ふんたい肥施用基準マップ」の作成とその活用

摘要

農業生産では地理的位置と生産環境が作物収量や品質の決定要因となっていることが少なくない。 このため環境条件を的確に把握して技術開発や支援を行うことができれば、今まで以上に効率的、効果的な農業生産が展開できる。 　 現在、農業改良普及センターでの現地ほ場の情報取得や現場の実態把握のための手段としては紙の地図を用いているが、紙地図は一覧性に優れるものの、コストが高いなどの問題がある。 これまでにも、農業研究所ではGISを用いてデジタル土壌図の更新を行ない、土壌図を関係機関に配布する時点で地図印刷のコスト問題に直面してきた。