淡路島の野菜産地における土づくり

摘要

兵庫県の淡路島南部では、冬季の温暖多照な気象条件と和泉砂岩を母材とした砂質で排水良好な土壌条件を痛か、して、苦からたまねぎ、はくさい、キャベツ、レタスを中心とした露地野菜の産地が形成されている。 この野菜産地の中心となっているのが、JAあわじ島のある三原郡4町で、野菜三毛作など、耕地を最大限に利用した土地利用が行われている。 このように土壌を酷使する中で、長年、安定生産が続けられ、産地が維持されているのは、JAあわじ島が県や各資材メーカー等と密接な連携を取りながら、討画的な有機質資材の施用や適正施肥、土壌管理指導、栽培技術体系の統一、経営指導等を総合的に実施していることが大きい。 ここでは、JAあわじ島が県農林水産技術総合センター及び農業改良普及センターと密接に連携を図りながら進めている土壌管理技術体系の一端を紹介する。