マイクロアレイ技術を利用したイネゲノム機能解析とイネマイクロアレイプロジェクトの研究状況

摘要

ラベリング - ハイプリグイゼーション，ガラスの洗浄といった行程は，行う人によってそのサンプルの発現プロファイルが異なる要因の一つとなる。 これは各DNAがガラス上に数十ミクロンのサイズでスポットされているため，つまりガラス上にスポットされている遺伝子の物理的サイズが非常に微小なため，ほんの少しのラベリング - ハイブリダイゼーション - ガラスの洗浄における実験のムラが，最後に定量化した際に大きく影響を及ぼす。 ハイプリダイゼーション - ガラスの洗浄 - 乾燥の全行程を自動で行う装置もあるが，これらの装置を試したところ，そのアレイ実験結果のクオリティは熟練した人の手によるハイブリダイゼーションのクオリティには及ばなかった（ウェブサイトRMOS／総合情報／マイクロアレイ実験システム／ハイプリサンプル画像データ）。