簡易移植器を用いた長ネギ苗定植の現地調査

摘要

長ネギ栽培では、定植作業にチェーンポット育苗苗を用いる簡易移植器が多くの生産現 地で導入されている。簡易移植器は小型軽量であり、半自動移植機の定植と比較して作業 速度や能率が高いという利点を有する。しかし、簡易移植器の定植ではチェーンポットの長さが一本あたり約14mであるため、苗の運搬と連結に時間を要することから大規模ほ場 での導入に難があると考えられている。そこで、本実験は簡易移植器で長ネギ苗の定植を 行っている各種の生産現地において定植作業の実態を調査し，定植作業時の問題点の抽出 を行ったので報告する。