農村資産の維持方向

摘要

いま山形県の農村に次々と造成されている各種資産の，これからの維持管理方向について述べてみる。 －昭和40年代以降山形県に投じられてさたいわゆる土地改良事業費は，かなり大まかな数字でほあるが昭和の年代に累計6，700億円，平成に入ってからでも4，300億円にのぼろう。合計で1兆1千億円である。いま仮にこのような投資によって造成された資産の平均的な耐用年数を一律20年とし，合計額の九割を償却するとすれば毎年の償却額は495億円になる。これは最近の本県農業農村整備事業費予算額を100億円近くオーバーするものである。