新たな展開を迎える愛知用水の管理計画

摘要

愛知用水は，昭和36年度に管理を開始して以来，地域の生活や産業を支える水の大動脈としての役割を果たし続けてきた。 しかし，通水後20年を経て新たな水需要と施設の老朽化に対処するため，昭和56年度から水路機能の回復と安全強化および新規利水のための機能拡充を図るとともに，管理施設を近代化して，水供給の安定化と水利用の高度化を図るために愛知用水二期事業を実施している。 本事業のうち水路等施設は，着工後23年の歳月を費やして平成16年度で完了し，平成17年4月から本管理を開始することから，合理的で効率的な管理を目指す新たな管理計画について紹介する。