農業基幹施設の地震時における性能設計に関する現状と課題

摘要

従来の設封法（仕様設計）では，材料，構造計貿法，施工方法について設言十基準等に基づき仕様を詳細に規定している。 これに対し，性能設計では構造物の性能のみを要求事項とし，設計手法等は要求性能を満たす限り受注者側の自由裁量となるため，高い技術力が要求されるとともに公平な競争が確保されることになる。 現在，構造物の設計は従来の仕様設言すから要求性能に基づぐ性能設討に移行しようとしている。 一部技術基準では，すでに性能照査型の技術基準が導入されている。性能設討の概念として，材料定数の確率的扱い，構造物の耐久性，機能評価，要求される機能の定義等の問題が含まれている。