関心を呼んだ温暖化防止研究，施設園芸技術は多彩に

摘要

本協会は去る10月7，8日の両日，東京，御茶の水の東京ガーデンパレスと千葉県下で第42回農業電化研究会を開催した。 この研究会は，農林水産，経済産業両省の後援を得て，農林水産施設の電気有効利用，安全使用キャンペーンの一環として毎年実施しているもので，本協会支部，農業団体，農電機器メーカーの関係者ら150名余が参加した。 7日は園芸関係，機械，機器の開発，水産関係を中心に例年通り9支部から9題の研究発表があり，助言講師の講評と総合検討が行われた。 研究発表では，特に地球温暖化防止に関わる水産絡みの研究，施設園芸分野の多彩な考察，地域性の高い機械，機器の開発などが関心を呼んだ。 研究発表に先立ち財団法人日本園芸生産研究所理事長の伊東正氏（千葉大学名誉教授，農学博士）が「機能性成分付加による野菜の消費拡大」で特別講演を行った。