カキの平棚栽培における整枝とせん定

摘要

カキは高木性果樹で樹高が高くなるため高所での作業割合が高く、管理作業には脚立の使用がかかせない。脚立作業は作業負担が大きく、転落等の危険もともなつている。そこで、高所での作業が少なく、脚立が不要で安全で、しかも軽労働化、省力化が可能なカキ栽培技術として考案したのが平棚栽培である。福岡県農業総合試験場では、これまで本県の主力品種である「富有」や「松本早生富有」を中心に平棚栽培に関する技術開発を行ってきた。力キの平棚栽培は、新植だけでなく立ち木仕立てからの樹形改造による導入も可能であり、本県では現在TO ほど普及している。